このレビューはネタバレを含みます
とんでもねえものを見てしまった……という気持ちになった（2回見てきた）
原作めちゃめちゃ好きなので、配役発表になった時に全然納得してなかったんだけど、ビジュアルは全然似てないのに動くとめっちゃ狂児。すごい。
さとみくんもビジュアルは近くないし、もちもちのおもちで卒業式なのに入学したての一年生ですか？というもちもち具合だったけどちゃんとさとみくんだった。
実写化によって「気持ち悪い裏声」「汚い声」「カス」の解像度がめちゃめちゃ上がった。あんなに歌が下手な人たちとカラオケに行ったことがないので、やっとわかった。下手すぎる。というか歌が下手な演技がうますぎる。
原作にないシーン、どれも良い。
シャケのシーンも歌詞和訳もすごくよかった。ぴかぴかや。
あと、映画を見る部での交流のシーンが挟まることで、狂児と過ごす時間の歪さが際立ってて良かった。
なんで無くしたの〜あって欲しかった〜というシーンはいくつかあったけど、どっちかというとこの最高実写化であれを見たかったという感情によるものが大きかったので、こんなに漫画実写化で満足感高いの久々。のだめぶりくらいかも。
同じく原作ファンの親友が、「一巻読切のボリュームが映画化にめちゃくちゃちょうどいいのかもね」と言っており共感したのと、インターネットで「一曲の間に少年期を焼き尽くした」と表現している人がいてめちゃめちゃグッとくる表現だなと思った
