カラオケ行こ！のToday4601のレビュー・感想・評価

原作漫画は未読。
野木亜紀子さん脚本に惹かれて鑑賞する。
ヤクザと中学生、接点のない二人がカラオケで結びつく不思議。狂児と聡見の関係が、後半になるほど切なく温かくてラスト聡見の熱唱で危う涙するところだった。
綾野剛氏のユーモラスでありながら哀しみが見え隠れする佇まいが胸にくる。聡見役齋藤潤さんも中学生の不安定さを繊細に演じていて好感が持てた。
彼らに加えて脇を固める俳優陣が皆素晴らしかったが、特に人生何周目？な副部長と彼女に子守りされる和田くんが最高だった。