昨年の映画鑑賞生活における反省点として、「邦画全然観れてない問題」がございまして。今年はもう少し何とかしていきたいなと思っているところ、めっちゃ面白いヤツ映画化されてるじゃーん！と気がつきまして、喜び勇んで観に行ってきました「カラオケ行こ！（2024年製作の映画）」！原作マンガ大好きなのよね、これ。
◇ひとこと感想
ヤクザが終始裏声で歌う「紅」の気持ち悪さを、変声期を迎える中学生男子が歌う「紅」の情熱さを、実際の音声で聞けるというこの演出だけで、映画化する価値が存分にあったと思いました。狂児さんも聡実君もサイコーかよ、超おんもしろかったー！
以下、ネタバレ含むよー。
◇ネタバレ含むフタコト感想
聡実君の「カスです。」の言い方が100点満点。狂児さんは足の細さからくるスーツ姿のシルエットがすごくかっこよかったが、ドリンクバーのカップを上からわしづかみにする飲み方してくれなかったのが心残り！！あと、じゅんさん演じる小林の兄貴が、そんな急激に人間て怒るコトできる？ってくらい沸点0度のファンタジーヤクザでサイコーにおもろかった。他、ヤクザの皆さんの歌もサイコーでしたね。チューハイ何倍分しぼり取られたのかと思わんばかりのカスッカスの「Lemon」とかサイコー過ぎました。
原作の雰囲気とはまたちょっと違ったけど、聡実君の抱える「中学生男子特有な不安定な心」の隙間に入り込む、狂児さんの「ぬるり」とした言動・行動・心情の造詣がお見事な映画でした。ちょっと切ない読後感が残る感じも、たまらない作品だと思います。おわる。
もう少し細かく乾かした乾燥文などに興味ございましたら以下個人ブログまで。
http://driedtext.typhoonikka.com/?p=13760
