和山やま漫画原作。
邦画らしい『カラオケ』というテーマ。
ヤクザと中学生のコンビ。
これだけで行く理由としては十分です。
とても好きなテイストの話でした。
ギャグで押し切る流れもありつつ、狂児と聡実の男の友情やそれ以上の信頼関係（いわゆる『尊い』というようなもの）を感じさせる2人の演技が良かったです。ヤクザ達のカラオケレッスンだけずっと見てたい気持ちもあるけど。笑
聡実君のちゃんとした歌唱は最後の方のカットだけだったとはいえ、あの後にも先にも出来ないであろう迫真のパートは見もの。
にしても作中では綾野剛の怒涛の『紅だァァァー！！！！！！！！』ってシーンで笑ってしまったけど、絶叫したい気持ちも分かるなぁ。カラオケで生で聞いたの人生で一回だけだけど凄く印象的だったもんな。あのシャウトで部屋の空気が変わる感じがしたし、本物は数段凄かっただろうな…
世代で聴いてた人、後々知った人、歌じゃなくゲームとかモノマネとかで知った人といった色んな人を主人公にしてこの『紅』って曲をテーマにトリビュートしたりするのも面白そう。
