2023.2.19 No.277・AC越谷LT
公開当初「"カラオケ行こ!"だ?ふざけてんのか!誰が観るんだよ」
数週間後「なんか評判いいなー。席も割と埋まっているし」
どうも、ミーハーなナマケモノです。タイトルを観て内心めちゃくちゃ舐めていた本作。観てきました。監督、謝ります。じんわり感動できる良い映画でした。
クスッと笑えるコメディ要素と、中学校の部活の懐かしさと、ヤクザと中学生によるもはやカップルのような微笑ましいやり取り。程よいテンポで進むストーリーと、綾野剛のなんとも言えない歌声。この映画を形作る要素全てが良かった。
鎮魂歌の『紅』を歌う姿にはグッときた。「紅に染まったこの俺を慰める奴はもういない」この歌詞にじんわり感動する日が来るとは思っていなかった。ただのロックな曲かと思っていたが、『紅』という楽曲のイメージが変わった瞬間でもあった。
タイトルで舐めている人、舐めずに見てみてください。「見て良かった」ときっと思えるはずです。