カラオケ行こ！のげるにかのレビュー・感想・評価

原作未読で野木脚本くらいしか把握しないまま視聴。

デフォルメされたヤクザを綾野剛に演じさせる危うさを感じつつ、内包された狂気を生かす手法は流石。
堅気のような人に囲まれながらの歌唱シーンに多少の共感性羞恥を感じつつもストーリーに寄り添った"紅"はカタルシスたっぷりでした。

ただ、青春の脆弱性を描き切れてなかったように感じたのは振り分け上已むを得ないとわかりつつ残念で。バディ要素もあるかと言われれば…。