メタ壱

カラオケ行こ!のメタ壱のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.7
中学合唱部の部長・聡実が、ある日突然ヤクザの狂児に歌を教えて欲しいとカラオケに誘われる!…というお話し。

アートの代表と言えば音楽と絵。

で、音楽と絵の大きな違いは、流れるというところ。

絵は止まっているけれど、音楽は始めと終わりがあって、止まる事なく流れます。

そういう意味で、音楽は人生と似ている気がします。

瞬間瞬間で一つの音と出会い、その連なりが大きなまとまりとなってメロディになる。

もちろん完璧に上手く演奏される曲は美しいし心を打ちます。
だけれどそれが全てではないとも思います。

音程が外れる事、リズムが狂う事だってあるけれど、それが味になって、その時々で変化もするし、同じ曲でも一人一人違った音楽になります。

だからアーティストのLIVEは楽しいし、友達と行くカラオケって楽しいんだと思います。

技術や上手さを越えて、音楽で気持ちが繋がる。

だから音楽って楽しいんだと思います。
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