anneleia16

カラオケ行こ!のanneleia16のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.4
ライトに面白くて展開も程よく早くて平日夜に観る映画としてはサイコー❗️なのだが、正直この2人の描き方に危うさを覚える
和山先生の原作読んでないのでアレなのだけれど、あの方は性愛をできるだけ排除したカラッとした面白さを描ける人だと思ってるので(出典:「女の園の星」)映画でのこの距離感、この表情、なんとなく違和感というか…演出してる人、絶対このCP推しだろって気がしてる ちょっと原作読まないとダメか いつもこうなる
(でも全然この2人、リバとかあり得そうですよね 正直このCPは捗るよ、捗ったってしょうがない 狂児みたいな攻めはあたしの理想です)

これって、「ゼロ年代の想像力」でいう「肥大化した母性」の機能が観客に備わってるってことになる?
後半にかけてのさとみくんは、狂児が迎えに行かなくても自分でミナミ銀座に踏み込んでいってて、そこに関してもどことなく危うさを覚えている
地獄のカラオケ大会(最下位はヤバい刺青)という誰でも面白いと思えそうなシチュエーションを利用することで、この映画自体を母性のディストピア化している気がする ヤクザとかいういかにも「マチズモの温床」みたいな環境で、なんだか母性が抑圧されるどころか、父性があまり感じられなかった

さとみくんが同級生と映画見てるシーンのやつ、めちゃくちゃ「さよなら絵梨」だったよね?!!!?!?せっかくなら全部同じアングルで撮ってよ〜…………なんかカメラアングルの気に食わないところばかりかも

間に紅を挟みながら歌いまくるシーン、さとみくんで異化効果発揮してそ〜ちがうよね

中学生の頃の腐ってる自分が出てきて、さとみくんが狂児に合う曲を見繕ってきたシーンでめっちゃ叫んだ やばいってこのシーンえぐい沸る 映画館で見てなくて良かった
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