不慮の事故で役人を殺めてしまい、大蛇に殺されたと村人たちは嘘をつくが、役人の父親に息子を殺した大蛇を殺せなければ村人を皆殺しにすると宣告され、主人公と村人たちは恐れられる伝説の大蛇に挑むが…。
中国製のモンスターパニックアクション。
恐怖心に打ち克つためか知らないが、子どもをおとりに使う冒頭でなんか萎えた…。
ヒロインが最近の中国映画ではいない感じのタイプで愛嬌があって個人的には好きですね。
悪役があの息子でこの親父で極悪で存在感がありました。
確かにあの親父なら自分で大蛇を狩りに行くよなって思ったので、そこをちゃんと補完していたのが好印象。
他の方がおっしゃっている通りで、心の傷を抱え蛇に恐怖心のある主人公の成長物語で、大蛇は脇役でしかないので主流のモンスターパニックとはちょっと違う方向性。
やはり検閲の問題があるのかこの手の映画にしては喰われるシーンをぼかすとかグロは抑えている…。
バカのせいでこれまでの流れが台無しになるとか、終盤は強引な展開になっていました。
「機械城 モータルラビリンス」が面白かったので、同監督のこの作品も期待しましたが、前作よりもテンポがイマイチだったのが残念でした。
それでも大蛇のＣＧは悪くなく蛇だけでなく狼なども登場し、大蛇と役人に板挟みの村の焦りなどが良くまずまずは楽しめました。
