このレビューはネタバレを含みます
YouTubeで公開されている短編映画
鼻が大きいというコンプレックスを抱えた龍也が、同じく左目に大きな傷を負っている文と出会い、前を向いていく物語。
周りの人から冷たい視線を浴び、SNSでは誹謗中傷、コンビニに来た客からは罵詈雑言を浴び、そんな日々でも耐えて生きてきた。
そんな時、文がコンビニに客として現れ、次第にお互いに心を開いていく。
物語終盤、文は今まで眼帯で隠していた左目を龍也にだけ見せた。
自暴自棄になっていた龍也は、それを見て泣いて抱きつく。
今まで、コンプレックスで誰にも見せてなかった左目を見せてくれたという行為に、龍也は嬉しくてたまらなかったのかと思う。
最後、龍也と文がバイクに乗って走るシーンで、数百メートル先だけカラーになってて、モノクロの半透明なふたりの未来は明るいということを暗示してるのかなと思った。