愛すべき主人公・江田丈。
「辿り着いた先は惑星だった」と抽象的に書かれた感覚を、夢を追いかけたことがある人はもちろん、人生に行き詰まったことがある人には身に覚えがある人もいると思う。霧が晴れるあの感覚。わかる人がきっといる。
一生懸命に頑張って生きてるけど、どうしてもその真っ直ぐさが空回りしてしまう、ある種周りから見てると生きにくそうに感じる丈を、ついじっと見守ってしまえる面白さ。
現実と夢のバランスがとてもよく、俳優という華々しい世界の裏側を、実際にいろんな思いを込めてオーディションに挑んでいる役者さん達が演じるためとてもリアルでとにかく全員の熱が凄い。
役者仲間、役を狙うライバルとしての丈と進の関係性が好き。
実際に海老原さんのエピソードを元にしてる部分もあるようなので、役者を目指したり、興味ある人にもオススメ。
この熱量が多く広まって欲しい。
一生懸命で応援したくなる、愛しい作品。