ペコリンゴ

キラーカブトガニのペコリンゴのレビュー・感想・評価

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)
3.5
記録。
サメの時代は終わった。

ク●映画臭甚だしい邦題のモンスターパニック映画。例え『デビルシャーク』級だろうが『サメデター』級だろうがどうせ”無”を味わうなら劇場で…

って何でちょっと面白いんだよww
途中少し寝たけど。

放射能の影響で凶暴化したカブトガニが人を襲いまくるという、なんとも鑑賞後に頭が悪くなりそうな映画ですが、数ある同類の作品と異なり、ちゃんと面白い映画にしようという気概が感じられます。

主な登場人物は↓こんな感じ。

■フィル
主人公。
脚が不自由で車椅子生活を送る発明家の少年。

■マディ
ヒロイン。
フィルに好意を寄せる、というか彼女。

■ハンター
フィルの兄貴で保安官。
アナリス先生とイイ感じに。羨ましい。

■アナリス
マディの母親で彼女らが通う学校の教師。
ここ最近の洋画イチのメガネ美女。教わりたい。

■ラドゥ
アタオカかと思いきや割と勇者。

カブトガニは『エイリアン』のフェイスハガーのように顔(or チ●コ)に張り付きグチャグチャにする凶暴さを持ち合わせながらも、クラブミュージックにアガる、エッチビデオを嗜むなど中々に可愛らしい一面も。そういや冒頭、ビーチでおせっせするカップルをじーっと見つめてたなww

アナリス先生を途中からメガネ無しにするのは無能(減点)ですが、日本の特撮好きらしい監督ならではの愛を感じる展開に、同じく特撮好きとしてはニンマリンゴ。

なおパンフレットによると、監督には続編の構想があるそうで、既にパート5までのアイデアをお持ちとのことです。『アバター』かよw

Z級を期待するならば観ない方が懸命ですが、例えば『シャークネード』のように末永く愛されるBムービーだと思いました。

あ、実物のカブトガニは一切使用してないようなのでご安心を。