ゆう

キラーカブトガニのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

飽和状態の無茶苦茶なサメ映画の空中を飛んでくるサメと違ってカブトガニは陸上も違和感なく人間の生活圏内に移動出来たりフェイスハガーばりに殺害する所はサメと違って納得感あるし単純に怖い!それだけで映画全体に物語内実在感が生まれてる!

主人公が、
「カブトガニに襲われる現場にたまたまいたキャラ」ではなく
主人公フィルにもちゃんと目的があって家族あって人生があって彼のハンデや賢さがちゃんと全編に反映されてて、その生活に押し入ってくる形でカブトガニと接触させる持って行き方はとっても上手く出来てる!!

襲われる現場に居合わせて危険を知らせる役どころをラドゥに担わせる事で、皆が危機を回避するチャンスを逃して(普段訳わかんない事ゆってるから誰も取り合ってくれない)見てるこっちのヤキモキを煽る流れも楽しいし
歩行を手に入れたフィルがプロムでマディと出会うとこはジーンときた!

…からのクライマックス!
誰もが嘘だろと叫ぶこと請け合いのアイデアと超展開!!笑笑
まさか最後にこんなご褒美を頂けるなんて!!
前半の及第点なパニック映画の流れをぶん投げて犠牲にしてまでトンデモバトルをぶち込んで観る人を楽しませようとする作り手のやりたい事を爆発させたその潔さと心意気に強く胸を打たれた!!なんと素晴らしい!!!
エンディングテーマまで凝ってて最後の最後まで楽しませるなあっ!!!ありがとう最高だ!!!!
ゆう

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