予想よりかなーり真面目
予告編クライマックス映画のつもりで行ったので意外だった
作品としてはワンシチュで押し通す熱意・緻密さを感じる。その縛りの為にせっせと種を蒔いてあるイメージ
シチュエーションに徹するってこの手のジャンルでは実は難しくて、助長な回想シーン挿入だったりペラい幻覚演出だったり喧嘩なんかで尺稼ぎがち
（俺絶対死んだ旦那がフワフワ浮いて出てくると思ってたし）
本作でも過去のドロドロも幻覚演出もあるんだけどどれも最低限のスパイスに留まってる
幻覚に関しては最低限とは言い難いけど(小声)
映像で言えば開幕〜中盤の迫力はある。以降はまぁそうでもないというか、高さって結局相対的なもので動きのないシーンで体感は薄い
だから見方としては途中から高所恐怖というより、極限条件下で生存しようとする姿にフォーカスしていく感じ
そこが演者の力もあって決してチープでなく、久石譲っぽい旋律と合わさって結構刺さる
極限状態にはやはり屈強男子より女の方が強く映る
