このレビューはネタバレを含みます
凄い倍率のなか主役を勝ち抜いただけあり、前作のキム・ダミに引けを取らない好演だったシン・シア。
笑みを浮かべ殺めるキム・ダミに比べ、ただ機嫌が悪そうなその辺にいる女の子の表情で事に至るのが実に魅力的だったシン・シア。
本格的に映画に出演するのは初めてとは思えない貫禄。
アサシン的な立ち位置でしかないので、役名が無いところも潔い。
ただストーリー的に、彼女を狙う派閥と人数が多すぎて混乱。
元々の魔女プロジェクト、チンピラ、工作員。
よって、前作に比べ格段にアクションと血飛沫が多い。
前作の終わりから今作の始まりまでの間に何かしらエピソードを挟んでいる感じは、観る側に託されているのか。
それとも3作目への伏線なのか。
ただ、ラスト前のあのジャユンのラスボス的な登場には興奮した。
月日を経て、すっかり脱・少女。
エンドロールの後の映像も観たうえで、3作目に向け敵対勢力についてはもうちょっと説明的な流れを入れてもらえる事を願う。
そして、あの姉弟に会いたい。
