『THE WITCH/魔女』の続編。監督は前作と同じパク・フンジョン監督。
悪くはないけど、これが本当にパク・フンジョン監督の作品なの？と思ってしまうくらいのそこそこの出来。
なるべく情報シャットダウンしてたから知らなかったんだけど、ほぼキム・ダミは出ない。前作のその後が観たかっただけにそこから拍子抜け。そもそもポスターからキム・ダミじゃなかったことに観終わって気付く……。
前作と同じように超能力少女と一般人の交流を描いていて新鮮味が無い。前作は超能力がサプライズになっていたから成立していたのに、サプライズがない状態であれだけ尺とっても退屈なだけ。
前作とは違い複数の組織が出てきてそれぞれが対立するシチュエーションは好みだったんだけど、どれがどの組織でどういう目的なのかが判り辛いからイマイチ興奮できない。しかも"超能力集団が施設から逃げた主人公を狙う"って結局これもほぼ前作の焼き直しなわけで、もっと捻りが欲しい。
アクションはまだ良かった。前作クライマックスのような超能力バトルが序盤から観られるのは嬉しいし、舞台が屋外になったことで広い空間を利用したアクションシーンになってるのも良い。派手な分ちょっとCGに違和感はあったけど、ハリウッドより低い制作費であれだけ作れたら十分だとは思う。
3作目に続くようなので、次こそは1作目並みに面白い作品になるよう期待したい。
