さすらいのエマノン

THE WITCH/魔女 —増殖—のさすらいのエマノンのレビュー・感想・評価

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)
2.4
5年程前だったと思う。サブスクに2本の韓国アクション映画がアップされており、一方は駄作でもう一方は傑作だと評判になっていた。傑作の方が今作の一作目となる『魔女』。もう一作が『悪女』。紛らわしいなーと思ったが『魔女』をチョイス。

観た。傑作であった。紛うことなき傑作。続編を思わせるラストシーンに胸が高鳴り、それ以来
今作を待ち望む日々を送っていたのであった。

本国では去年の6月公開。永い、永すぎる。本邦での公開は更に遅れること1年。永い、永すぎる。

その間に色んなゴシップが流れ、先んじて今作を鑑賞した方々から(駄作)の評価を受けていることを知り、何よりも前作で圧巻のアクトを魅せたキム・ダミ様が今作では、チョイ役だとも聴かされ、不安まみれになった。

が然し、公開されたのならば観ることがファンの努め。例えチョイ役でもキム・ダミ様がご出演されるのであらば尚更のこと。

ツー、理由(ワケ)で鑑賞して来た!

何だか前作の劣化リブートのイメージで前作との繋がりが希薄。魔女プロジェクトの全容は一切語られず、何故か魔女(土偶)養成所が上海にもあることになっていたり???の連発。そんなにチャイナ市場を意識したいのか!? まー、したいですわな。ふつーに。

つーワケで色んな人達が次から次へと出てきて頭は混フュージョン。前作は(まだ終わらないで! この世界観にどっぷりと浸されたいからっ!!)の連続だったのに、今作は(はよ終われ。はよキム・ダミ様を出して終われ)と云う思いが浮かびっぱなし。どうしてこうなった?

今作の主役を張るシン・シアさんはキム・ダミ尊師の足元にも及ばないアクト。当たり前ですわな。お顔の柔軟な皮膚によって くるくると様々な表情をうかべるキム・ダミ様を凌駕する子役等、おいそれと見つかるワケなど無い。25才らしい。マジかよー。

そんくらいですね。鑑賞後の感想としては。

但し、次回作は諸問題をクリアしたようなので下手をすれば今年中にも観れるかも知れないことと、キム・ダミ先生がシン・シアちゃんのお姉さん役として出ずっぱりになると思うので其れ等を寄す処に生きていく所存で有ります!