Kaji

THE WITCH/魔女 —増殖—のKajiのネタバレレビュー・内容・結末

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

全てわかった上で一般社会に擬態していたジャヨンのカリスマとストーリースピンに惚れ惚れした1からすると穏当というか、次回作への布石という感じ。


いわゆる「オオカミ少女」ものに変化させて、前作の施設設定はそのままに違う検体にまつわる話。


オープニングから血まみれの少女が雪原をさすらうインパクトには「始まった」とゾクゾクしました。
コミカルなシーンがあったりと緩急をつけつつ展開。
済州島で雪が降るのはめちゃめちゃ珍しいそう。撮影は過酷だったでしょうが、冷え冷えとした空気と生気のない少女がマッチしていてグッとくるオープニングシークエンス。

また保護している家族と追手が地元のヤクザと上海からの刺客、はぐれ検体を拿捕する勢のよつ巴。
組織の勢力図やそれぞれの能力差も複雑になり、次がとんでもなくなるんじゃと期待が膨らむ。


盛り上がりのエスパー戦や、さらに進化している検体たちの強さと妖怪的な身体設定で工夫が凝らされたファイトシーンは迫力ありました。
ただこのままだと、幽遊白書みたいになるんじゃないかと。そうなったら既視感をどう回避するかって演出になって来るんじゃないかな、なんておもってしまう。だったらつまんないなー。

チェジュといえば「楽園の夜」(同監督作)からのカメオがありましたね、、
オムテグ氏。。

あとチン・グ氏なんてスターがここで出代が終わるはずないし、絶対次の構想(もしくはシノプシス)は俳優陣に伝わってるんじゃねぇ〜のって思ってます。
Kaji

Kaji