1作目はパク・フンジョンの中でも面白くない方に分類される映画だと個人的には思っているので、2作目に当たる今作は映画館で見なかったんだけど、前作みたいな早送りしたくなるほどの退屈な話運びはなく割と楽しめた。
でも相変わらず鈍重な展開で山場となる戦闘シーンまでは飽きがくる。もっと序盤は削って、中盤に頻発する少女と弟のコメディパートを早めに持ってきたり、ギョンヒとの親睦を深める様をもっと描いていた方が物語に愛着は湧いただろうなと思う。情緒の持って行き方が分からない。2時間17分の必要性を感じず、頑張れば2時間以内にまとめられたんじゃないかと思ってしょうがない。
じゃあ何が良かったかと言うと、見せ場である終盤のアクションが楽しかった。木の柵が宙に浮いてからナイフのように柵が削られモブキャラに襲いかかってくるシークエンスの高揚感。花火を背景に超能力バトルを繰り広げるのは視覚的にワクワクした。シン・シアの寡黙だけどやる時はやる、必要最小限の行動しかしない佇まいも前作のキム・ダミより個人的には好き。
