このレビューはネタバレを含みます
「イコライザー」最新作。
いきなりシチリア島に居て農園内の人間を全滅させた所から始まる。前作のラストってイタリア関係あったっけ？そればっかり考えながらも物語は続く。
見逃した子供から発砲され負傷するマッコール。奇跡的に地元民に助けられたものの、街の監視カメラを避けいつもの様に静かに過ごす。
今作は意外とマッコールの裏の顔を見る事が少なかった。（ジョン・ウィックと勘違いしてる？）
序盤とラスト以外はシチリアの住民たちとの心のふれあいが中心。純粋なアクションを期待して見に行くと肩透かしをくらったと思えるレベルで少ない。
しかし前２作と違って知り合いの居ない外国。
マッコールの内心は判らないが住民たちとのふれあいは、ごく自然でこれこそが彼本来の姿だったのかもしれない。
マフィアと面と向かって対立し、ラストでマフィアの屋敷に乗り込むシーンでそれまでの"ふれあい"が効いてくる。
なぜシチリア島に来た理由もはっきりする。完璧な締め方でしたね。良かった、前作関係無かったんだ（笑）
残念だったのは、マフィアのボスが小物で若干物足りない感じ。
でもCIA捜査官のコリンズとのちょっとしたバディ物のノリとかは楽しめました。しかもコリンズ役はダコタ・ファニング！
「マイ・ボディガード」の競演からおよそ２０年！
作品外での"縁"も楽しめましたね。
原題は「３」なのに邦題で「THE FINAL」なんて付けて大丈夫なのですか？
