イコライザーシリーズ最終章。
善の心を持つ殺人鬼ことマッコールさんが今回も殺しまくる。
シリーズで1番良かったかもしれない。
ストーリーはめちゃくちゃ単純だけど、こういうので良いんだよなって映画でした。
上映時間も短い。
まぁでも、冷静に考えて自分が暮らしてる街にマッコールさんがいたらめちゃくちゃ怖いよね。
今作何が素晴らしいって、基本的に人殺しをするのがマッコールさんしかいなくて。
確かにイタリアンマフィアもめちゃくちゃ悪い奴らなんだけど、残虐描写のほとんどがマッコールさんの所業だから、サイコパスに目をつけられた可哀想なチンピラみたいな感じになってしまっている。
というかマッコールさんが強すぎるので、3作目ともなると誰も主人公の心配してない。むしろ目をつけられたマフィアの方に同情してしまう。
イタリア舞台で多分音楽の使い方とかジャッロ映画をオマージュしてると思いますが、そのせいでマッコールさんの正義執行シーンがスプラッタホラーにしか見えないのが本当に笑うしかない。
3作目ともなると規模がインフレしがちだけど、このシリーズは一貫して目の届く範囲の人間を助けるで一貫してるのがいい。
にしても彼は人助けせずにはいられない性分なんだけどその手段が殺人しか無いし、そこに葛藤とか無いのでランボーとかジョン・ウィックとはまた別ベクトルの狂人なんだけど、まぁこのシリーズはこれでいいのだ。
今作でラストとのことだが、多分マッコールさんは穏やかな余生とか遅れないタイプの人間なので是非とも続きを作ってほしい。
