安定のデンゼル・ワシントン印のアクション映画です。老年（69歳！）のアクション映画の鑑。
デンゼル・ワシントンってめっちゃ優踏生ですよね。必ず正しいことをなす。そこに悩みや迷いはない。そして、とてもクリーン。善良な人々は苦しむけど、目を背けたくなるほどヒドくなる前にデンゼル・ワシントンがなんとかしてくれる。これ、めっちゃ褒めてます。
ボクは鬱展開の映画が苦手で、ある程度の爽快感が欲しかったりする。それはデンゼル・ワシントンが得意とすることで、本作もその期待を裏切らない。三作目ともなるとちょっと変わったことをしたくなる誘惑に駆られると思うのだけど、アントワーン・フークア監督とデンゼル・ワシントンはブレない。
老年アクションといえばリーアム・ニーソンの「96時間」シリーズを思い出すけど、デンゼル・ワシントンの方が動きが省エネで無理がない。リーアム・ニーソンは「よっこらしょ」って感じで見てて心配になるけど、デンゼル・ワシントンは安心して観ていられる。
