伏見の剛力

イコライザー THE FINALの伏見の剛力のレビュー・感想・評価

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)
3.5
今年か 去年に初めて マイボディガードを見たのでそんな 私でも全然 ワシントンとダコタファニングの共演は 感慨深いですね。

今回のマッコールさん、冒頭のある出来事からこれはもしや?と案の定 危惧した流れとなり心身ともに衰えた主人公のこれからの人生についてのテーマでしてイーサンハントのようにはいかないか〜と少々残念ではありました。

ジョンウィックはシリーズ通して一年間ぐらいの話ですのでいいとしてアイコン化したヒーローのああいう姿見たくないんですよね。

スカイフォールでダニエルクレイグが体力テスト不合格だったように、ランボーラストブラッドでスタローンがボコボコにされたように、ホークアイが難聴になったようなそういうの私は見たくないんですよね、後ウルヴァリンのローガンもそうですよ。

そんな状態のマッコールさん、前二作はホームセンター社員とタクシー運転手でしたが今回はニートなので一般社会に溶け込んでないのが異色ではありました。

お客さんとの交流がない代わりにイタリアかどっかの小規模な町にお世話になりそこの町人の悩みがマフィア一択なので前2作のように小粒なものから大粒のものまで様々な悩みを解決とはならず上映時間が短い中でのアクションシーンが3つしかないんですね。

それに周りのものを効率よく武器にする本シリーズの醍醐味が薄れていた気がしますね。

先日 前2作予習したのにあまり思い出せないんですがホームセンターで砂利を撒いて足跡を聞くとか亡き妻と前住んでた町でナイフで小麦粉かなんかの包をナイフでサーサーと切って扇風機で粉を飛ばして手榴弾で爆破させ敵の内蔵を剥き出しにするなどの戦略的工夫が本作では見受けられませんでしたね。

冒頭は周りのものを利用した形跡のある事後の後から映し出されてラストバトルも全体的に暗殺に徹していたので暗闇やカメラの外でなにかやってる感が強くしかも本作敵が一番ショボい。

1作目マフィア、2作目元同僚の殺し屋、これらは必ず取っ組み合いがありマッコールさんも苦戦するシーンがありましたが3作目は…。

名言 も飛び出なかったのが残念でしたね。

1作目は友人女性が彼は助けてほしかったんじゃない、許可を求めに来たのよとか2作目はお前ら全員殺す一度しか殺せないのが残念だがありましたが本作はあるおっさんが良いやつか悪いやつか?わからんと答えるやつがいいやつだとこれは名言ですか〜?パンチが弱い気がしますね~。

マッコールさんのショットガンや杖を地面に複数回ツンツンしたり鍵を手からブランブランさせる新たなクセも知れて良かったですし本シリーズの盛り上がる曲が多分鳴ってなかった気がしますがところどころスパイダーバースのプラウラーのようなブルルルォァォ、ブルルルォァォ的な曲が鳴っていたのも良かったですね。

紅茶を頼んだら紅茶はなになに人とおばあさんしかここは飲まないのよとカプチーノを出してくる店マジなんなんだあの接客は、あのマッコールさんも笑うことしかできてませんでしたよ。

まさかのパンフ売り切れてましたなんでだよ。
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