ジョン・ウィックと時を同じくして、マッコールさんもこれでファイナル…でも、終わり方に開きがありすぎ！なんなら、次から「イコライザーの世界世直し旅」が始められそうですが！
今作の舞台はイタリア。有終の美なのにイタリア…？と思わなくもないですが、冒頭に述べたジョン・ウィックもフランスだったので、殺し屋稼業に安住の場所はない、ちゅう事でしょうかね。
とはいえ、ゴッドファーザーなどでイタリアはヤベエ所という先入観を植え付けられている事もあり、マッコールさん的にも来るべき場所だったのでしょう。冒頭予告通りの9秒殺しが炸裂した事で、はい〜、いつものやつ始まった〜！と半笑いになる事請け合い！
ただ、演ずるワシントンの実年齢も相まってか、四六時中9秒殺しが勃発する訳ではなく、今回はために溜めて爆発！という展開。ただ、合間の展開は眠気を誘う程の時間稼ぎシーンでもなく、R18に相応しいバイオレンスな展開も程よく散りばめられており、退屈な感じはなかったです。まあ、平たくいえば平和な街を陰で牛耳る街のチンピラ風情と対峙するだけなので、ややこしい事が何もないだけなんですが…
イタリアという場所だけに、マカロニウエスタンのような勧善懲悪、イタリアホラーの様なサスペンス(天井のステンドグラスが割れて…というのはどう考えてもサスペリアを彷彿)など、過去作品へのオマージュも捧げられているのでしょう。そういえばジョン・ウィックも同じくだった様な…
しかしマッコールさん、ラストも相変わらず強すぎて、なぶり殺しっぷりが正義感を超越て、もはやホラー化してましたね…
