デンゼル・ワシントンが無双の元CIAを演じるイコライザーシリーズの3作目。本人がまもなく69歳ということからも、この無双ぶりを演じるには少々厳しそうなので、最終章というのも納得。
ついでに言うと、1作目の19秒から本作は10秒縮まっての9秒仕上げを謳っている。そこは、演出も含めてドラマとして1番の売りなんだろうけれど。寄る年波には勝てぬというところか。そういう点では、還暦トムはいつまでアクションをやり続けてくれるのか？という疑問も湧いてきたりして。
前2作も鑑賞済み。
ダゴタ・ファニングが、大人の女性として登場している。19年ぶりの共演が話題になっていたようだが、役柄もウルっときて良かった。
今回のラスボスは、シチリア島のイタリアンマフィア。ただ、力のある人の割には知的な面が見えず大した悪でもないような。
毎回、ササっと殺しちゃう仕事人のマッコール。あれだけ人を殺していても、悪を一掃しちゃうから全くお咎め無しという、とてもシンプルな作品。特に本作は、あっけないくらいに、見事に仕事しちゃっているので、2時間があっという間。シチリアの景観や街並みがどれも絵になっていて、それも観ていて楽しかった。
