ゆっくり歩いて、ゆっくり紅茶を嗜む安息の時を奪おうとする奴らには容赦しない！と、シリーズ3作目にしてマッコールさんの輪郭がさらにハッキリと浮かび上がる途轍もない味わい深さ。
悪党に割く時間など無い。とばかりに殺しの効率を上げてw心静めて今いる場所に思いを巡らす…
そんな最強が魅せる穏やかな表情に泣いた。
冷酷さに磨きが掛かったシチリア島ブドウ園でのオープニングから海岸沿いの小さな町での人情味覗く展開まで、これまで以上にマッコールさんへの愛着が湧くし〝私がどう見える？〟に対する回答に導かれるような…まさに集大成！
凄惨なアクションと共にこの境地にまで至る名優の奥行きに魅了されたしwやっぱデンゼルさんは凄い！
海岸沿いの町の楽園のような風景とそこに住む魅力的な人々。彼が腰を据えたくなる説得力と、そんな安らぎの場所を守る為なら鬼にもなる…
一貫してシンプルな彼の暴力への動機が爽快やしwタイミングや運命をテーマにした感情的な物語や、ダコタ•ファニングの存在も更なる人間味を際立たせててシリーズの中でも1番好き！
もうそろそろ休ませてあげたいけど、続編あったらまだまだ観たい気持ちもある。
