デンゼル・ワシントン演じるロバート・マッコールが勧善懲悪のシリーズ最終話。６８歳の老いとし迫る加齢には勝てず、太り過ぎも相まって動きも眼光も鈍い。行きつけのウエイトレスとのロマンスを演出したかったのかもしれないが、おじいちゃんと孫にしか見えない。何故かCIAのコールセンターにいたダコタ・ファニングが現場で責任ある立場にいて、マッコールと掛け合うのが謎だらけ。存在感は流石にあるが、顔がデカくエラも張ってしまったダコタ・ファニングは子役時代程のオーラはない。上映時間を２時間に収めたかったのだろうが、ご都合主義のオンパレード。ダメ押しで、舞台になった街の何かのチームが勝ったのだろうが、何の説明も無く、広場で煙幕炊いて旗振ってエンドロール。デンゼル・ワシントンが出た映画、ってだけ。
