2作目でイコライザーしてなかったので不安だったが、開幕から腕時計ネタやってくれてそれだけで100円の価値はあった。
昨今の流行りであるジョン・ウィックなどの影響もあるのか、目立ったアクションはほぼないものの、キャラとしてドメスティック惨殺野郎になった感はある。
全体としての緊張感はかなり高く、彩度の落とした絵作りと共に年配のデンゼルファン向けなのが伝わってくる。
一方、共演者達の小物っぷりが半端なく、またお話的にはなんの面白さもない。
……まあ、それがイコライザーなんだよねえ。
とはいえ組織や勢力図、地理関係の説明がないので、このへん置いてけぼりになる視聴者が多数出ていそうで残念。そんなにヒネリの効いたシナリオでないんだけど。
結局それらを省いたことでただの雰囲気映画どまりともいえる。1作目もまあそうなんだけど、、、ただ今回は主人公の自己紹介(キャラ紹介)すらないので完全に「お前ら前作まで見てるよな?覚えてるよな」という酷い導入といってよい。俺はもう忘れたよ。
CIAの女の役者の演技が半端なく棒読みなのは一体なんなのか。コネか。
ほとんど出番はないが、ジオの嫁はやたら美人だった。イコライザー3最大の謎である。
現地の美人おばさん店員と仲良くなる下りは必要だったかな。展開的にはジオとその家族と仲良くなって欲しかった。わかりやすい伏線もあったのにな。そこらへんから推測すると、まあ制作途中で上からロマンスぶち込まれたんだろう。もうおばさんのキャラ、登場から何から雑すぎるもんな。
さて邦題にはFINALとあるが、企画としてはいったん畳むんだろうか。デンゼルおじちゃんももうアクションキツイだろうし。