前半から悪役が悪辣非道な行為を繰り返し、溜まりに溜まった鬱屈を最後マッコールさんが気持ちよく晴らしてくれるカタルシス。
ある意味、なろう系の究極的作品ではありますね。
今回はそれでも前二作と比べて、マッコールさんの活躍は少なめ。今までだったら要所要所で悪党を成敗してくれてスッキリしてたのが、今回はほぼ終盤に固まってるので、ちょっとストレスがたまります。
闇に紛れてのステルス暗殺が多いのも残念。そこらへんにあるものを使って退治してたマッコールさんのアクションが好きだったんですが、デンゼル・ワシントンもお年ですからね。無理はできないか。
ダコタ・ファニングの正体は得心がいったと言うか、ちょっとしたサプライズで嬉しかったです。
マッコールさんも安住の地を見つけたみたいだし、続編はもう難しいかな。充分楽しませてもらったシリーズなので、ある意味大団円で終わって良かったです。
「君は良い人か悪い人か」
「分からない」
「良い人はそう答える」
いつか使ってみたい台詞。(一生使う機会はなさそう)
