行定勲監督の作品で、めちゃくちゃ有名な作品だし、観たい観たいと思いつつ、なんとなく後回しになっていた作品。
しかしちょっと観るタイミング間違えた〜。
映画鑑賞って生ものだから、観た時の気分とかあれこれで結構感想が変わってしまうと思う。
思った以上に人種問題についてしっかり問題提起してくる仕上がりでとても考えさせられてしまった。今日の私にとっては結構重たく感じた作品です。暴力シーンも多いので好き/苦手は分かれそう。
私は警察官のシーンと終盤のシーンが好きだった。
特に終盤の「俺はなに人だ!」からのシーンは杉原(窪塚洋介)の叫びがたまらなく突き刺さって圧巻。
作品全体を通して、杉原の怒りや言葉がとても魅力的で、そんでハッとさせられる。
「どうして何の疑問もなく俺のこと在日なんて呼べんだよ。在日って呼ぶってことはなあ——」
バスケのシーンも。かっこよすぎて笑いが止まらないのは、最高に気持ち良い。