このレビューはネタバレを含みます
実際に起こった犯罪のドキュメンタリー映画。
ひき逃げによる死亡と思われたトーニャの身元を調べていくと、不可解な事柄が連鎖的に浮き上がっていく。
シャロンの周りにいた人たちが語る彼女はとても聡明で、写真に残る笑顔も明るい。でも、幼い頃に刷り込まれた規範によって、そして彼女の父親によって、彼女の人生は滅茶苦茶だった。
この映画は、彼女の本当の名前を突き止め、弔うまでのお話。「どうしてこんなことに」という感想しかない。
モン・ヴィーナスでの彼女を知るヘザー・レーンも誘拐経験者なのか。終盤でヘザーが「母親としてすべてを尽くしたのか」と話していた内容が忘れられない。
