拠り所が極めて狭く不幸を背負ってしまった男女の同棲でない同居の真実から滲み出る市井で生きる男女の虚しさの中に小さな燈を灯し救いを残します。
“傷口を舐め合う”と云う行為が持ち合わせる二つの意味を、…
このレビューはネタバレを含みます
朝イチの回で見た
山田裕貴目当てで行ったけど、途中から慎一くんになっていった感じがする
一人の人間を精一杯描きたかったんだろうなっていうのは伝わってきた
いいところも悪いところも当然あって、そ…
城定監督の長回しでの撮り方と山田裕貴さんの役作りが最高の化学変化を起こしている。
それに加え、
松本まりかさんの起爆剤的存在感が、山田裕貴さんの引き出しを図らずも開けてしまっているのには注目したい。…
嫉妬深くて不器用な小説家志望の男。
訳ありな感じの子持ちの女。の
奇妙な同居?から始まる物語は
ずっと不安定な不安な空気を纏って進む。
ふたりの過去が振り返られつつ
今のふたりと息子の毎日が
映…
生きるのが下手な脆さを持つ危うい二人が
傷を癒し合いともに再生していく様子が温かく紡がれる
山田裕貴の色気がたちのぼる
城定監督の撮る月明かりの中の濡れ場は
艶っぽく美しい
失敗しても駄目でも
…
人は何度も過ちを繰り返す。
相手の気持ちは全ては分かり得ない。
人間の依存性だけでなく、多面性を巧く表出させる。求め合うからこそ一緒にいたい、でも1人でいたい。
人間とは何と分かり難く我儘だろうか。…
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