nk

夜、鳥たちが啼くのnkのレビュー・感想・評価

夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)
1.5
初めての城定映画。

真っ先に浮かぶ感想としては、全く面白くなかった。

佐藤泰志原作、高田亮脚本ということで、個人的な期待値が高かったのもあるけれど、とにかく退屈な映画やった。

一番は、画のトーンとカメラワークがしんどかった。生っぽい青のトーンは、悪い意味で邦画っぽいというか、見てて全然引き込まれない。

曇りも晴れと同じトーン。
晴れてるのに、なんか暗い。
別に明るくすればいいわけじゃないけど、魅力的じゃない。画が退屈すぎる。

長回しも全然効いてない。
長回しということを感じさせないような絶妙な掛け合いがあるわけでもないし、画が退屈やから,まだ回してるの?って思ってしまう。
普通にカット割ればいいやん。

山田裕貴もなんか…怒ってばっかりで、思ってること全部言葉とか態度に出してる感じが…いい奴にして欲しいわけじゃないけど、あまりにもキャラクターが魅力的じゃなくて、好きになれない。

ロケ地もアングルもキャラクターも全部良くない。

これまでの佐藤泰志原作映画が、いかに「演出」で彩られていたかを改めて気付かされた映画やったと思う。
nk

nk