思春期の良い部分と嫌な部分を詰め込んで煮込んだような映画。
14歳の夏休みに家族で田舎いったら2歳上のお姉さんといい感じになってみたいな思春期どストレートな内容。
思春期ならでの甘酢っぽさと14歳という子どもでもあり少し大人みたいに微妙な立ち位置がロケーションも相まって綺麗に表現されている。
タイトル通り湖のロケーションが綺麗で、それ以外にも湿地帯とか自然が多い。映像もあえて荒めしているようで70代っぽい。
序盤から中盤までこんな青春味わいたかったなと思っていたが、後半でやっぱ嫌だなと思い知らされる。
正直綺麗なジュブナイルものと思っていたがまったく違っていた。良い思い出だけどチクチクついてくる感じ。
特に主人公が前半でも年上の友達に上手く馴染めない部分が結構辛いのに、後半はもっと辛い。
クロエが「一人ぼっちになることが1番怖い」「どこにいって馴染めない」などと言っているが、全然馴染めてるし主人公の方がきついわとクロエキレそうになる。
ただキレそうになるのはクロエがめちゃくちゃ魅力的だからこそかもしれない。
自分が思春期に出会ってたら確実な尾を引く思い出になってる。
面白かったけど気分下がる奴です。