きむら

ファルコン・レイクのきむらのレビュー・感想・評価

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)
-
『君の名前で僕を呼んで』的なノリかなとおもったらかなり陰鬱としていた。
画面外の音がふいに聞こえてくるところとか、画面内の音が場面が切り替わる次のショットでも持続していた。序盤の意味ありげなカットのつなぎとか編集面白かった気がする。
あとずっとメメントモリ。幽霊、水死体、死んだ動物、進撃の巨人からの自傷行為の反復はおそらく「快楽原則の彼岸」だし。その彼岸にはぼんやり、女の子とセックスが重ねられている。女の子に抜いてもらうシーンはあんま必要と思わなかったけど、まぁエクスタシーは小さな死なんで笑そういうことなんすかね。あと最後はまじで「向こう岸」に行こうとしてたし。なんかもろもろくどい気はした!ただ最後の車の中から車の外の家族のショットは泣けた
きむら

きむら