切なすぎるティーンエイジャーの一夏の決して忘れられない日々のお話。
冒頭から正直苦手な余白楽しむ系映画かと思ったけどこの映画の余白はすごく好き(somewhereはダメだった )。
どことなく”after sun” “close” “愛の様に感じた”みたいだなぁーと思って鑑賞してたら全部フィルマークスの似ている作品にノミネートされててびっくり。
題材自体は一夏の思い出系に属するけど、未成年全員に少なからず “死” の匂いが始めから感じる。
ティティーは血を流すし、バスティアンは出来ないはずの自傷によっての血を流すことになるし、クロエは溺死に羨ましいという。
また唐突に現れる鹿の死体もちろん血を流して。
バスティアンは始めは恐れていた死への恐怖を最終的に克服して最悪の結末になってしまったのかな?
個人的には最後みんなでクロエを追いかけるシーン、バスティアンは思いとどまると思ったけど彼があの選択をしたなら結果は見えていた。
途中までは全員がこんな青春を送りたかったの具現化映像でしかなかったけど、いい意味でラスト30分ぐらいでおやおや、ラスト5分で心を鷲掴みにされた。
ちょっと余韻がすごすぎるからもっかい時間空けてみてみたい。
本作最高視聴率ポイントは一緒にお風呂のシーンニヤニヤしちゃう