人生の終盤に差し掛かったおじいちゃんが自身の学位授与式へと向かう長いドライブの中で自分の人生を見つめ直す物語。
直近で見たベルイマン映画の第七の封印はちんぷんかんぷんの難しかったのに対してこの映画はロードムービー&ヒューマンドラマな親しみのあるジャンルで観やすい。
旅の途中に出会う人物や訪れる場所をきっけに過去を回想したり夢を見たり思い出に浸りながら人生の良いこと悪いことを振り返るじいちゃん。ここの現実と夢を行き来する映像表現が難しすぎず絵として面白いし少しエモーショナルにもさせられるっていうなかなか魅力的なものだった。
ぶっちゃけ観やすいもののまだわからない表現があって消化しきれてない感が残る(途中で出会う若者3人組やギスギスした夫婦の象徴するもの,神はいるいないの議論。とか)。それでも他に観た映像が難しい系の映画と違って何となく言わんことは伝わるしなんだかまだ気付いてないすごい感動しそうなメッセージが潜んでる気がする。気持ち高めに評価。また観る。
