湯っ子

野いちごの湯っ子のレビュー・感想・評価

野いちご(1957年製作の映画)
4.3
すごいなぁ。90分に、人生がギューっと詰まっていた。無駄なシーンがひとつもない。

死を意識した時、ひとは自分の人生でやり残したことってなんだろう?って考えるんだろうか。それにきちんと向き合って自分なりの決着をつけたら、安らかな死を迎えることができるんだろうか。

ポックリ逝きたいとか、やりきったからもういつ死んでもいいとかっていう言葉をよく聞く。できれば私もそういうふうに思いたい。でもたぶん、きれいに死ぬことは難しいと思う。私はきっと、最後の瞬間まで死にたくないともがいて死ぬだろう。でもしょうがない、それでいいじゃないか、にんげんだもの。yeah!
湯っ子

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