ろく

甲州街道から愛を込めてのろくのレビュー・感想・評価

甲州街道から愛を込めて(2022年製作の映画)
4.2
好き好き。

日本の意識高い系の監督軍より(濱○竜介とか川○直美とか園○温とかより)僕はこっちのが好きだ(さりげなく毒吐いてすいません)。

まず映画が短いのがいい!そう、今の意識高い監督の映画時間の長いこと。あれは僕はかなり不満なの。私論だけど90分でいいんじゃないのか(ポンポさん)。せめて2時間以内には収めて欲しいのよ。

そしてその短さでさらっといいこと言わせるのもいいじゃないか。僕がいまおかを、そして城定を好きな最大の理由は「短さ」にあるんですよ(映画好きの皆さん、さらにすまん)。ぐっと入れて疲れないくらいでぐっと締めてくれる。そこで僕は「ああ、よかった」って思うのよ。

なんで何も事件起きないのに何分もスクリーン見なければいけないのよ(バカ理論)。という思い切った偏見でこの映画は好きなの。

そして女優がどうでもいい感じの女優なのもいいじゃないか。だって名女優ってあれもダメ、これもダメ、あれもしない、これもしない。乳首は見せませんよ、だって女優だからじゃないですか(綾○はる○とか、北○景○とか最近だったら永○芽○とか)。だからまあまあいい評価もつけているけど最近の城定には少し不満なの。いい女優さん使いすぎなのよ。それではあれもダメこれもダメじゃない。もっと城定らしいキャスティングでいいじゃねえかよって思っているんですよ。

ロード・ムービーで思いっきり薄っぺらい濡れ場があって(お風呂のシーンなんか最高だ!)さらにはちょっと共感できて。僕はこっちの映画のが好きなんですよ。日本映画に大作なんか期待してないんだ(またこいつ何言っているんだってレベルだけど)。それよりぽやっと見てたまに琴線にびびびって触れるような作品のがありなんですよ。

最後のエンドロールなんか安ーい、でも大好き―って感じなんだよなぁ。大作的な日本映画が中身スカスカの場所代だけ高い、サービス料で10%もとってしまう何が美味しいんだフランス料理店だとしたら、城定やいまおかはどう見てもこれ安いですよ、安い肉だよ、あれなんだこれ旨いじゃん、みんな食べてみなよこのニラレバって感じの街中華なんですよ。

レバニラなのに何の肉使っているかわからない。でも確実に美味しい。そんな中華料理屋の店主がいまおかしんじなんです。
ろく

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