パルパティーン

レジェンド&バタフライのパルパティーンのレビュー・感想・評価

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)
4.0
公開日初日の朝イチから行ってきた。キムタクと綾瀬はるかのタッグで少し期待していったが、肩透かしを食らった感は多少ある。

お互い最初はいがみ合っているが段々と惹かれあって行く話であり、それプラス戦ぐらいの簡単な話である。最初に出てくる信長が16歳らしい。今年50歳のキムタクが16歳を演じるのは面白い。綾瀬はるかがほんと美しい。揉み合いのところでの2人は面白かったし、付き人のお尻ぺんぺんはクスって笑った。

最初は2人で寄り添って戦の作戦を立てたりしていたが、経験を積んでいくと濃姫を放置し魔王へとなっていく。人ではやらないような所業をこなす信長。魔王である信長に明智光秀は崇拝していたのかなと感じた。なので、明智もやることが少し外れていたりする。

歴史がわかっているので、結末はどうなるかわかっているけど、本能寺の変の要因に徳川家康が絡んでそうやなと少し思った。あのボソッと言った一言に含まれていそう。

濃姫が帰ってきてくれたおかげで、丸くなった信長に嫌気がさしたのか明智光秀が謀反を起こす。ある意味明智光秀は悪魔崇拝者だったのかもしれない。

最後のシーンは賛否あると思うが、私はあれで良かったと思う。ああいったシーンは他の同系統の映画では見られない。あれで完結して良かったと思う。しかし、歴史は捻じ曲げられない。

監督が大友監督ということで、当時の環境音や生活風景がさすがだった。この映画はあまり期待して見ない方がいいとは思う。木村御大と綾瀬はるかの映画である。

物語がわかっているからこそ、キャストで目を引かないといけない。盛大にお金を使って派手に手を込んだものを作ろうとしても、あんまりだなと感じることがあるんだなとこの映画を見て感じた。お金を使った分映像のクオリティは良かった。そして、これからは歴史ものでif的ストーリーを見て見たいな思わせてくれる映画でもあった。


2023年5本目