ゆーと

レジェンド&バタフライのゆーとのネタバレレビュー・内容・結末

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドルビーで鑑賞。
曲良かったな~と思ったら佐藤直紀さんだった。エウレカセブンのときから好きな作曲家さんです。

信長の青年時代から本能寺までを3時間弱という荒業。
濃姫との初夜(にならない)、京でのお忍びデート、そこからのアクション、キスまでの流れは、信長と濃姫ということを抜きして個人的に大変好みでした。最高か?

ただそのあと、いかんせん時間が足らんので修羅の道を突き進む信長の描写は鑑賞者の知識と想像力に委ねられており…もったいない。このまま大河ドラマか前編後編で作ってくれても良かったのよ…。

明智光秀や藤吉郎、蘭丸、柴田勝家など出てくるのですが…。

明智は、魔王信長の強火担です。ただそれたけ。腑抜けた信長に用はねえ!放火!!

主人公を魅力的にするには敵もそれなりに…と思いたいけれど時間が足りないから仕方ないのか…。
ちなみに延暦寺焼き討ちには積極的だった説を取り入れていて、信長に蹴り飛ばされて云々のシーンは明智による演出説です。信長はどこか優しいので泣いちゃう。そう、泣いちゃう。びっくり。でもこれ恋愛映画だからいいです。明智だよ気になったのは…キャラ像が…安い…。

なお、東映の周年記念作品だと思うので、最後信長は舞うのか舞わないのかと思ってみてたけれど舞いません。今回恋愛映画だからそれはそれはそれで良かったけれど(といいつつ舞いながらあれこれ思い出すエンドかと思ってた)、もう人生50年を燃える本能寺の中で舞う信長は見られんのですかね…。

あ!あと夢オチが長い!!!

でも見入ったし映画を見たなーという感じがしたので満足です。豪華絢爛な安土城、もし今も残っていたらなぁ…
ゆーと

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