新しい信長像。少し頼りない信長。家来とも和気あいあい。一方、蝮ゆずりの強心臓？しっかり者の濃姫。信長が濃姫にお尻を叩かれながら、少しずつ成長していく。少しずつ殿様らしくなっていく。美濃征服までは、このヘンテコな二人三脚で良かったのだが…。
京の都へ上洛し、天下を意識し始めた頃から、信長に変化が訪れる。天下を目指す＝日本中が敵に。戦っても、戦っても終わりが見えない。極度の緊張・焦り・不安から、信長の性格・人間性に変化が…気が付けば、我々がよく知っている魔王・信長に…。
その魔王・信長に惚れ込んだ一人の武将が居る。魔王の命令を、自分も魔王の如く冷酷に遂行する。こちらも新しい光秀像である。信長への憎しみ・恨みではなく、信長への失望・見限りが、光秀が信長を裏切った理由だったら…狂気過ぎである。
最後は、大どんでん返し！と思っていたら、夢？最後の最後に、自分の本当の気持ちをボソリと口にする…も、それが相手に届く事はない…虚し過ぎである。
