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ボクのおやじとぼくのmingoのレビュー・感想・評価

ボクのおやじとぼく(1983年製作の映画)
3.9
デビュー作「犯され志願」の翌年にこんな児童映画を撮っていた…どうやって登った?ばりの高い雲梯で連続高速前回りをする夏八木勲とうちゃんのロングショットやべー。回転大判小判財宝物語かと思えばちゃんと親の秘密を物語の肝にしてるし宇宙船みたいな子供部屋や過去でのシーンでは実験映像的な画でしっかりメリハリ、中原俊のバランス感覚素晴らしい。崖からトラック転落時の横には奇天烈野郎柳沢慎吾のドアップだし父ちゃんの安否だけ心配されたが最後ちゃんとでけー傘広げて餅拾ってて笑った。それに花澤徳衛ファンは必見だしこの人歳取ってる?昔からじいさんなのにいまだに健在なの凄い。子供たちがとうちゃんの園芸職場のそばの岩場で走り回ってる時の森勝の撮影がぐりんぐりん動くし愉快なカントリー調の楽曲まで最高。個人的に毎度児童映画に出てくる書きぞめに注視しているがお母さんのつうしんぼでは「めだか」と物語のフックになっている書きぞめだったが本作はまさかの「四季」で謎い。あと沼津にある歌謡クラブ「ファイアーバード」気になりすぎます

追記
filmarksにリクエストしたら却下されたのにどなたかさらにリクエストしてくれたのかな、ありがたや。filmarksラピュタ阿佐ヶ谷作品追ってなさすぎる…
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