今から10年以上前に実際に韓国で行われた、加湿器の殺菌剤による薬害訴訟の裁判を題材に映画化。
邦題で若干ネタバレしているのが気にはなるが、悪徳大手企業×庶民の被害者たち×結局金でしか動かない官僚や議員といった構図を非常に分かりやすく描いている。
結構終盤まで、あまりにも単純で分かりやすい流れでストーリーが展開してしまうので、裁判シーンも他の大作群と比較すると、重厚感が無く、若干安っぽい感じが気にもなったりしたが、最後にまさかのドンデン返しがあったとは・・。
さすがにこのドンデン返しまでが実話だとは思えないが、映画作品としては、この流れがあったからこそ堪能できた。
キム・サンギョンは、相変わらずこういう役どころが似合うし、あまり老けないね。