この未解決事件は、他人事ではない…
大学病院の救命救急室で働く医師テフン。
ある日、彼の息子ミヌが意識を失った状態で病院に運び込まれる。診察の結果、ミヌは肺が硬くなる急性間質性肺炎である事が判明、更にテフンの妻ギルジュも同じ病気で突然、亡くなってしまう。不審に思い調査を始めたテフンと義妹ヨンジュは、病気の原因が家庭で日常的に使用していた加湿器用の殺菌剤にある事を突き止める…
ストーリーはこんな感じ。
韓国で実際に起きた加湿器殺菌剤事件を題材にした作品。
胸糞悪い映画だよなぁ…
昨日まで"風邪でも引いたかな"っていう程度の人物が、体調が急変し亡くなるって誰でも"嘘だろ"って思うはず。
この事件は、こういった状況に見舞われた一人の医師の疑問から始まる…
5ヶ月前の健康検診では、問題が無かったとの義妹の指摘から、死因を探り始めたテフンがたどり着いた事実は驚くべきもの…
まず、考えもしなかっただろうね、加湿器用の殺菌剤が原因なんて…
早速、テフンらはこの事をマスコミに流し
大体的に大企業を追求する事に。
ここから大企業のなりふり構わない反撃が始まるんだわ。
国会議員には賄賂を渡し、政府筋や検察、マスコミに圧力を掛けさせ、検事であった義妹ヨンジュも辞めさせる。そしてお金に困っている被害者家族には大金をちらつかせ告訴を取り下げるよう切り崩しにかかる
その上、殺菌剤の毒性を調べる専門家にも大金を積み懐柔を計る抜け目のなさ。
ホント観ていて胸糞悪い！そして、それらが上手く行くと高笑いまでするもんだからイライラしたわ…
それだけでも気分が悪かったのに、まさかの展開が…
何で？どうして？
あまりの展開に絶句したわ！
"まさか、これで終わりじゃないよね？"って思っていたら、そこから涙、涙の展開が…
泣けたなぁ、ホント涙が止まらんかった…
ラストシーン。
どこかの国の国会議員を見てるようで腹立たしかったわ。この人たち、自分がもしそんな立場に置かれても、同じ事が言えるんだろうか？最悪だったわ…
でも、こんな作品が作られるだけマシなのかも韓国って。
日本じゃ作れんだろうからね…
