このレビューはネタバレを含みます
始まりは、お互いの国が、
一番の美人な娘と一番の賢い男を結婚させるはずが、
猫と犬を送りあっていた・・
なんて、戦争が即勃発しそうなところからスタート
しかし、かたやおっとりサーラと、かたやお調子者ナランバヤル
お互いが偽の婿と嫁としていろんなところで信頼を勝ち取っていくお話
誰かのために。それが原動力
もちろん戦争は起こしたくない、でも、何かする勇気がない
誰かに逆らったりなんかしたこともない
そんなサーラが、「お酒対決」したところは感動した
そして、そのあと、そんな自分と一緒にいるよりこの国の未来のために
難しい道を選んでと手を放し、別れた橋の上
悲しいとかじゃなくて、相手のことを思いやった結果の最善だったんだと思う
そして、そんなサーラのために、枯れない水を届けたい
安心して暮らせるようにどんなに時間がかかっても成し遂げたいことができたナランバヤル
そうでなければ、橋の上で手を放して、彼女を置いて設計図を取りに返った意味がない
そんなお互いの気持ちがほんわかで、ちょっとうるっと来ました。
周りのキャラクターも魅力的
嫌味な姉かと思ったら、めっちゃいい姉たちだった。
嫌な兵士かと思ったら信念のある男だった
むきむきマッチョかと思ったら、マッチョだけど学者たちだった
ただのイケメンだと思ったら、素晴らしい左大臣だった
みんなギャップがあってすごくいい人だった
もはやいい人すぎる
オトンチメグがナランバヤルを好きすぎて家に帰ってところかわいすぎる
山場は少ない
ほんわか一生続いていくので、見どころは少し少な目
けど、面白かったと思う