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金の国 水の国のItottyのレビュー・感想・評価

金の国 水の国(2023年製作の映画)
3.8
二つの国の未来でさえも、人と人の思いがつながれば変えていけるんだと、そんな暖かなメッセージに包まれる、とても素敵な作品でした。

おじょうさんの純粋な気持ちもまっすぐで綺麗な瞳がナランバヤルさんに伝わり、惹かれ、
ナランバヤルさんの国を開こうとする気持ちが左大臣やいろんな人につながりました。
おじょうさんはぽっちゃりしてて、絶世の美女ではなかったかもしれないけれど、今までみたアニメ作品の中で、いちばん瞳が綺麗に描かれてるように感じました。本当にその心がそのまま表現されてるようで、感動。

2人の思いが、人と人との思いが、繋がっていけばきっと変えられないことなんてない。

どんな障壁だって、どこまで行っても人間の心の中の問題ですもんね。
悪政の君主だって、地位や名誉や権力や、いろんなささいな心の中の重い塊がつっかえてるだけ。
もちろん、命をかけた覚悟は必要ですよね。でも、その強い意思があれば、それを動かせないわけはない。だって、遠くに流れる水だって、道さえ作れば、こちらにまで流れてくるのだから。





私は、自分の会社での、どうしても好きになれない上司のことを思い出しました。
まじでどうしようもなく大嫌いだけど、あきらめて断絶するんじゃなくて、もうちょっと、ともにより良い国を作るための対話を開く挑戦してみたいと思います。
まぁもししばらくして現実に直面したら、一回半沢直樹に戻るかもしれませんが😆
でも、半沢直樹も大好きだけど、、、そんなふうに思わせてくれた、おじょうさんとナランバヤルさんへの感謝を込めて、ちょっとだけがんばってみます。
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