香港映画祭2022
この映画祭でなかなかたくさんの香港の風景が観れて、いろんな年代のいろんな風景があるけども、この映画はどんどん立ち並ぶ高層マンションに押し潰されていくような映画だったわ
全く楽しい映画ではないのだけども、なんだか優しいシーンも楽しいシーンも少しあった
ホームレスで、麻薬中毒者で、社会の底辺にいるんだけども、不当な扱いを受けたら謝罪を受ける権利があるって言う至極真っ当なことも、受け入れられないのよね
彼らが正義だなんて私は思ってないけども、彼らにも言葉や行動する権利があるのは当然だと思う
冒頭のジャンユーのくたびれ具合が結構うはぁってなるんだけども、その後の麻薬をまたやってしまう姿も、辛くなるのだけども、その一面だけじゃないのよね
そしてお互いがお互いに、更生しないように足を引っ張り合いながら、それでいて助け合いながら生きてるという縮図を丁寧に描いてたと思う
あの立ち並ぶ高層マンションからは、彼らは見えないんだろうな