[] 70点
初イオセリアーニ。序盤は迷路のように入り組んだ古い街で若いカップルが追いかけっこをしている。通りには若い男と同じ格好をした男の集団となんらかの家具を持った男の集団と楽器を演奏する老人…
この種のコミカルさはサイレント映画の手法じゃないと成立せんのやろな、そう思うとおもろい。
話は結構よく分からんのやけど、解説文にあった、これだけ分からんくしても検閲で引っ掛けるソ連という話がおもしろ…
若い恋人たちができたばかりの集合住宅に一緒に暮らすようになると、家具や電気製品を揃えだすと、物質に支配されるようになって、、、
1962年のイオセリアーニの中編で、上映禁止処分となったようである。…
このレビューはネタバレを含みます
【記録】
音と映像の実験。しかし実験と呼ぶには失礼な計算された構成。冒頭の雑踏から作品のスタイルを示し、彼女を追う足取りから映像のうまさ、ユーモア、''4月''の空気を感じさせる。
古典的な技法も…
初イオセリアーニ。美しいショットと遊び心のある音の使い方の数々に魅了された。監督の希望で台詞のある箇所は訳されていないようだが、その徹底ぶりの理由が分かるような音へのこだわりだった (意味を知りたい…
>>続きを読む所有することに対しての批判と自然破壊に対する警告がイオセリアーニという監督の至上命題なんだろう。
序盤はこのカップルと家具をせっせと運ぶ人たち、中盤からは対面するアパートに住む人たちとの対比になっ…
とにかく音が魅力的。
いろんな音楽と可愛らしい効果音で、台詞らしい台詞がなくてもコミカルに展開する。
お水の出る音のかわいいこと。
管理人?ご近所さん?の手招きもかわいい。
使わない家具も食器も…