あける

バーバリアンのあけるのネタバレレビュー・内容・結末

バーバリアン(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

危うく見逃すままD+解約日過ぎるところだった〜
無事鑑賞🙌

44分経ってからク×野郎なジャスティンロングで「ここからが本番だったかー!」と本腰入れるためにポップコーン作った💪


ビルのこと怪し過ぎて絶対信用できない!黒幕じゃん!ってわーわー独り言言いながら観てたのであの地下の女が出て秒殺されて「まじかー!ごめん!!!私が間違ってた😭」って謝ったよね…。
ただの芸術家で対人たまに距離感変になるだけのタイプだったのね……(ツライのに愛着湧かせてくるビルすごい……)


規範や正義、それまでの環境。
それら何かを信用しそれに従って動いても裏切られることが続くのは静かに絶望だろう。
特に社会からずっと見向きもされてない描写が痛い。事態を知っているのに助けようともせずに近付かない。相手にされない現実というのはいつも隣にある。というか私はたぶん相手にしない側の人間だ。怖いものは近づかない方が安全だと思って行動しているに違いない。
そこにいる人に命の危険があっても彼女のように助けには行けないだろう。

なので事態の中身が判明した時、充分に育てられなかった地下の女…子供だった人(もう大人になってしまった人)が何もかもから見放されていることが居た堪れなかった。(これが1番きつかった)

少し逸れたけど、

あの地下の女は暴走して怪力を発揮するけれど、その手で古い教材?ビデオのように人の顔を撫でる仕草を知っている。

それでもこの世で共に生きれない場合(共通認識の社会生活)には、自分の命が一番大切なのだ。

身を守るための発砲が重い。

人の肌を撫で、シーツを楽しくひっくり返し、その手で銃を握る。

傷付けることも、守ることも出来るなら何をするのかと考える事もあるけれど、
残念な事に、
何か行動をした時は守ったか傷付けたかなんてものは後から見えてくるだけなのだ。

何かをするために人は動かない。
動いた先に何をしたのかが見えることもあるのだと思う。

給水塔から落ちた時に助かったのがまさに(あれはシーン的には奇跡!って感じだよね)。

自分の行動というものは止められず、止められる権利もない。
それは誰にとっても。
そう、誰にとっても。
嫌いな人でも、好きな人でも。
社会的に有利でも不利でも。
気持ちを踏まれたら声を上げる。
そして踏むために声を荒げる人もいる。


残念ながら、
それが人でありそれらを総てバーバリアンと呼ぶのかもしれない。
あける

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